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東京マラソン2008出場をきっかけに走り出して市民ランナーに!!読書とランニングで自己開発した先に、2011年9月インド最大の商業都市ムンバイにおりたちました。一生勉強、一生青春
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Posted on 20:55:23


3月に参加した講演で竹中平蔵氏が取り上げていましのたで、気になっていました。リチャード・フロリダの『グレート・リセット』。
副題は「新しい経済と不況は大不況から生まれる」。
この大不況は2008年からのアメリカの金融危機のことをさしていますが、今震災で変わることを余儀なくされた日本にもなにか参考になることはあるかなぁと思って読んでみました。
ビジネス書が好きな人にはさらさらと読める本のつくりになっています。
以下は抜粋のみです。
こちらの方のブログに詳しくあがっています。

(今年は早川書房の本をよく読んでますねぇ・・マイケル・サンデル氏の本は読んでない)
皮肉なことに、省力化を目指した当時の発明や改良のために家庭内の労力、とりわけ女性の仕事が増えてしまった。
地理学者のロジャー・ミラーは、掃除機を使うための負担増を調べて、こう結論づけた。

「掃除機や洗濯機が普及するにつれて、清潔の基準が厳しくなった。したがって、何回も洗濯するために、時間の節約にはあまり役立っていない。かつて客がいないときは屋根裏にしまっておいた絨毯をつねに敷いておくようになり、週に一回は掃除機をかける必要がでてきた。新しい道具が増えたために、時間をうまく管理しなくてはならなくなった」




リセットにあたっては、空間的回避がカギであることが分かる。これはサイクルとして繰り返し起こるもので、五つの段階を経て進行する。第一段階で危機が発生し、古い企業や組織が崩壊し、ビジネス界も消費者も支出を抑える。やがて第二段階に進むと、新たなイノベーションが姿を現し、市場に導入される。第三段階では、経営者がさまざまなテクノロジーを練って大きくてすぐれたテクノロジー・システムに育て上げる。第四段階に進むと、
公共・民間投資がエネルギー、交通、通信などのインフラに向けられ、新しい経済状況の幅広い骨組みができあがり、都市生活のテンポが早まる。最終的な第五段階では新たな空間的回避が生じ、経済の底流で高い潜在生産力
へ向かって改善が進行する。そうなれば、必然的に新しいライフスタイルが芽生え、新たな消費意欲が喚起され、経済成長をもたらす。




過去200年あまりにわたって、金融センターの開発に重要な役割を果たしたのは、自分たちの能力とエネルギーを改革のために注ぎ込もうとしてやってきた外来の有能な人たちだった」



ピッツバーグのように縮小がきわめてうまくいった例は、地域行政が押しつけたトップダウンの政策による結果ではなく、組織的なボトムアップ、つまりコミュニティを基盤にした努力のたまものだった。
(略)
地域を安定、強化させる重要な役割を演じたのは、市議会でもなければ業界先導の経済開発グループでもなく、コミュニティグループ、地元の財団、非営利団体で、緑を育て、川沿いのウォーターフロント開発に拍車をかけ、大学周辺の再開発をおこないながら、変革を進めていった。


どのような社会の力がグレート・リセットに力を与えられるのか、どのようにすれば新しいライフスタイルを持続できるのか。
→このような条件は、国家の政策や計画として上から与えられるものではなく、経済面で有機的に盛り上がってくるものだ。新しい消費パターンはそのようにして生まれてくると思われるし、新型ビジネスの組織や経営も同様だ。どこで、どのように暮らすか、の選択基準にも作用する。これらの要素がテコになって成果を生んでいくのだとぴう点を、認識しておく必要がある。



本当の富とは、「私たちが消費したい製品に基づくものであり、それらを次々に生み出す能力を与えてくれる工場や機械、教育を受けた労働力にある」
(略)
「金融資産は富ではなく、本当の富を求める声にすぎない」



ふたたび繁栄を取り戻したいのであれば、経済を金融資本主義から分離して真の経済に回帰し、テクノロジーと人的資本に投資すべきだし、新規のインフラ整備に重点を置いて、長期的な経済成長を図るべきだ。

成長している職種には、2つのジャンルがある。一つは、知識をベースにした専門的でクリエイティブな仕事で、高い報酬が得られる。(略)もうひとつは、高い給与は期待できないが、日常的なサービス経済関連の仕事。


高い分析力・社会技能が要求される仕事をもっと増やすこと、そして現在の仕事でも分析力と社会知性を高めることだ。


就労人口のなかでサービス業関連の比率が高い国では、経済生産高、生産性、イノベーションも多い。離婚率もストレスも低く、幸福度は高い。新しいビジネスの起業も多く、幸福感、暮らしぶりのレベルも高い。



製造業の労働者は圧倒的に男性が多く、サービス業では女性が優位だ。
(略)新しい経済地図(長期的にみた場合)では、小売りサービス業、消費者サービス、個人ケアなどがおびただしく増える。だが、いくら働き口が増加しても、男性の工場労働者や高校中退の人々に教育を施し、職業訓練をしたところで、すぶには消費者相談の担当者にはなれないし、介護助手にも採用できない(「男性不況」)。(略)彼らに望まれるのは、新たな職業訓練を受けるとか、従来の生活水準を向上させるということでなく、男っぽさを忘れることだ」


私が最も強く望んでいる状況は、いま進行しつつあるグレート・リセットが仕事に取り組む姿勢に変化をもたらし、誰もが楽しみながら仕事をして高い給与をもらい、
勤労意欲を高められるような未来図だ。



何かモノを購入することによって心が十分に満たされるのではなく、一日を終えるに当たって前向きな充足感がかんんじられ、仕事のなかに自らの存在意義を感じ取れる環境であってほしい。



人目があるところでは、人々はグリーン製品を買いたがる。しかも、エコ製品は、ノン・エコ製品よりだいたいにおいて高い。エコの消費者は、ステータスやイメージを頭に描いてそちらを選ぶ。他人に対して、優越感を持ちたいからだ。



世界を眺めると、巨大なメガ地域はロンドン、アムステルダム、東京、上海、ムンバイなどを核にしいても形成されている。


「郊外の発展は、たいていの場合、都心の人口が減ることに伴って起こるのではなく、周辺の農村部や小さな町から大都市圏に移り住んでくる人々によって膨らんでくる。実りのいい仕事口があるという期待感が、都市への誘因になっている。地方では経済が停滞し、収入の増大も期待できないからだ」都市学者、ウェンデル・コックス「都市の経済」



若者たちは、経済学者や社会学者たちがいうところの「就職に漕ぎ着け、キャリアの階段を登り、個人の幸福を勝ち取るには、活発な社会のネットワークがなによりも大切だ」ということを感覚的に理解している。彼らが求めているのは厚い労働市場だし「密度の濃い出会いの場」と私が呼ぶチャンスに恵まれた環境だ。



Yジャネレーション(1979年ー1990年生まれ)の世代になると、多くの人々が、大学院に戻ったり、近所で好きな講座を受けたりしたいと思っているようだ。



「どのような尺度で計測しても、都市の人口が増大すると、住民ひとり当たりのイノベーションや富の創出比率が増えてくる」

経済活動が飛躍的に発展するのは、必ずしも天然資源が豊富にあるためではなく、大きな港湾に恵まれているからでもなく、すぐれた工場があるためでもない。多くの人々が集まっているおかげだ。



金融危機が進むと通勤時間が長くなる。
2008年には平均25.5分のびた。

古今の文明は、川や港湾、渓谷など、水辺で誕生した。町は電車や鉄道、ハイウェイ沿いに発展した。これまでのべたように、高速鉄道は沿線の真空地帯を埋めていく。だが、まず敷設することだ。建設すれば、結果はついてくる。
(略)
インフラ整備は成長の土台として不可欠で、その上に新しい形の経済が築かれていくことになる。



振り返ってみると、成功要因が、新しい成長経済や生産性の高い分野から資源を遠ざけることになっていたことに気づく。


リセットポイント

次のグレート・リセットを動かす原動力は政府ではない、ということだ。(略)リセットは有機的に進化してくるものだ。新しいイノベーションガ姿を現し、新たなテクノロジーとインフラが根付き、新しい暮らし方や仕事のあり方のパターンが次第に経済状況を変えていく。政府の中心的な役割は、このようなシフトをなめらかにするための豊かな土壌づくりを手助けすることで、そのような環境のなかで成長と発展がうながされる。
リセットは多くのほかの事象と同じく、自然と養育の微妙なコンビネーションでできあがる。



ごく簡単で、だれも否定できない第一の原則は、すべての人間はクリエイティブであるという点だ。「人々の才能、組織、地域、企業の潜在能力を、どのようにしたら最大限に引き出せるのか」、どのような努力を傾けるにしても、いかなる政策を取るにしても、これが基本的な尺度だ。


いま必要なのは人々のクリエイティビティを最大限に伸ばす教育システムである。(略)社会や経済が発展してきたにもかかわらず、教育システムはそのペースに同調して進化してこなかった。現在の知識集約型経済のなかでは、いかにもふるめかしくなってしまった。それはまさにクリエイティブな考え方を、抑制するように設計されたものだからだ。私たちはビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、マイケル・デルが学校の寮やガレージでこつこつと事業を興した話を繰り返し語り、それは伝説になっている。だが、だれも本気で本質的な疑問を声高に発しようとはしない。つまり、かれらはどうして教室以外の場所で起業したのか、という点だ。








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